介護職を退職したあとにハローワークに行くメリットと損をしない手続き
介護の仕事は本当に離職率が高いですね。
ほとんどの人がだいたい平均3年で転職してしまっているという残念な業界だともいわれています。
退職の原因は、連休や土日の休みが取れないとか上司との人間関係問題などが多く「介護の仕事って選ぶほどたくさんあるから今の職場で無理に我慢する必要がない」という理由が多いようです。
体力も使いますが神経もとても使う大変なお仕事なので
もちろん年間休日も多い方がいいし、有給消化もできるところがいいし、お給料だって毎月数千円でも高い方がいいに決まっています。
今いる職場を辞めて新しい介護施設に転職したいという方のために
介護の仕事を辞めたあとにしなければいけない手続き、
ハローワークに行くメリット、損をしない手続きなどを詳しくお伝えしていきたいと思います。
- 介護の仕事を退職したらまずしなければいけない手続き
- 退職後にハローワークに行くメリットとは?
- 再就職手当と失業保険の額が計算できるシュミレーション
- 再就職手当をもらいたい人には絶対気をつけて欲しいこと
- ハローワークに初回行くときに必ず持って行く必要なもの
- 離職票は会社から送ってくる?
- 離職票が届かない場合には
- 介護職を辞めて違う仕事をしてみたい!職業訓練校って?
介護の仕事を退職したらまずしなければいけない手続き
職場を退職するのが初めてでどうしたらいいかわからないという方も多いと思います。
すぐに次の職場に就職が決まっている場合は特に問題ないと思いますので読み飛ばしていただいて大丈夫です。
「人間関係が限界」で突然退職してしまった人、「腰痛がひどくなったから」など自己都合で退職をした場合には次の仕事も決まっていないという方が多いですよね。
次の仕事が決まるまでの間はいろんな面でとても不安があると思います。
「毎月の家賃や生活費を払う余裕もないし・・」「もし何か月も仕事が決まらなかったら・・」と不安だと思いますが、その為にハローワークへ行くので読み続けていただけると幸いです。
退職後にハローワークに行くメリットとは?
「ハローワークに行ったって待遇のいい仕事見つからないんだから行ったことがない」という方も結構多いですよね。
ハローワークは仕事を見つけるだけのところではないんです。
仕事を辞めたらまず1日でも早くハローワークに行った方がお得なんですよ。
退職後ハローワークに行くメリットは
■自己都合で退職した場合、もし3か月以上仕事が決まらなかったら失業保険(手当)が貰える。
■失業保険(手当)をもらう前に就職が決まった場合は再就職手当が支給される。
■職業訓練を受けることができるので介護の仕事をもう辞めたいという人は違う職種での再就職のチャンスに繋がる。
以上です。
私は過去、退職して2か月後とかに就職が決まったのですがハローワークからの再就職手当(就職祝い金)が数十万円も支給されてびっくりしたことがあります。
無職の間、家賃や生活費を支払うのに貯金を崩したりしていましたが再就職手当があるおかげで少しは取り戻すことができました。
再就職手当や失業手当は収入や年齢によって給付される額が違ってきます。
詳しく説明するとちょっとややこしくなるので、その辺は直接ハローワークに行って聞いたほうが確実だと思いますのでこちらでは割愛させていただきますね。
再就職手当と失業保険の額が計算できるシュミレーション
■再就職手当がいくらもらえるのか気になる人は↓こちらで計算できます。
■失業保険がいくらもらえるのか気になる人はこちら↓で、わかりやすく計算できます。
失業保険の金額を計算(自動計算ツール) - 知らないと損する雇用保険(失業保険)
再就職手当をもらいたい人には絶対気をつけて欲しいこと
再就職手当をもらいたいという人には気をつけて欲しいことがあります。
①ハローワークに離職票を提出後7日間は就職したらダメ(待機期間です)
②離職票を提出してから1か月の間に就職したいのであればハローワークからの紹介のみ
③1か月後であれば介護の求人サイトであろうがリクナビであろうが自分の探したところで就職してもOKです。
これを守らないとせっかくの再就職手当(就職祝い金)がうっかりもらえなくなってしまうので注意してくださいね♪
ハローワークに初回行くときに必ず持って行く必要なもの
ハローワークに行くメリットがわかったら、できるだけ早めに手続きをしたいですよね。
間違っても手ぶらでいってしまうのはダメですよ。
初めてハローワークに行くときに必ず必要なものは
■離職票(1と2)
■マイナンバー(個人番号がわかるもの)
■身分証明書
■印鑑(シャチハタはダメ)
■通帳またはキャッシュカード(口座番号がわかるもの)
■証明写真(2枚)
これらの持ち物がいりますのでその日になって慌てないように揃えておくといいですね。
証明写真はだいたいどこのハローワークにも設置されているのでもし忘れた場合は現地で撮れば大丈夫です。
離職票は会社から送ってくる?
退職届けを出したあとに会社から離職票が自宅に郵送されてくると思います。
離職票に署名捺印をして一旦会社に送り返します。
まれにこちらから申請しないと離職票を送ってこない施設もあります。
というか私が以前勤めていたところはありました・・
退職の際には必ず「離職票って送ってもらえるんですか?」と尋ねたほうがよさそうですね。
署名捺印して送り返した離職票はのちほど自宅へ郵送されてきます。
離職票が届かない場合には
「退職したのに離職票が届かない!」なんて慌てる人も多いのですが、離職票が手元に届くまでには少し日にちがいるんです。
退職
↓
会社がハローワークに雇用保険の資格喪失届けを提出する(会社が退職した翌日から10日以内に手続きする決まりになっています)
↓
ハローワークが会社に離職届を郵送する
↓
会社が退職者に離職票を郵送する
という流れになっています。
退職後1週間くらいでだいたい自宅に届きますが不安な方は会社に直接問い合わせてみるといいですね。
介護職を辞めて違う仕事をしてみたい!職業訓練校って?
介護の仕事だけではなく違う仕事も経験してみたいという若い人も多いですね。
中には資格が取れるものもあるので就職率のよいものを選ぶのもいいですね。
職業訓練校にはこんな種類があります。
■パソコン基礎
電源の入れ方からスタート
■IT
ウェブサイト作成・プログラミング・アプリ作成など
■経理・総務・営業事務
ワード・エクセル・表計算・簿記など
■医療事務
医療保険制度・診療報酬明細・カルテ用語など
■介護
介護職員初任者研修など
■保育
保育士
■調理
調理師
■不動産
宅地建物取引士など
■整備
自動車車体整備士
乙種第4類危険物取扱者など
■機械
■理容・美容
エステティシャン・アロマセラピスト・ネイリストなど
短くて2カ月~長くて2年と自分の目的に合わせて受講することができます。
職業訓練校を受講するには年齢制限はありませんが、いくつかの条件や試験や面接もあります。
その間の生活費は職業訓練受講給付金というのがあり、職業訓練で学んでいる期間は最低限の生活が送ることができる給付を受けることができるんですよ。
注意したいのは受けたいコースが毎月開催されているわけではありません。
すぐには受講できるわけではないので気になる方は早めにハローワークで確認するとよいですね。
いかがでしたか?
今までハローワークに行ったことがない介護士さんももし退職したら行くメリットはあるので是非行かれてくださいね。
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